四季の彩り

夕日の彩り

 夕日の彩り  いつもの道に夕日が射している 道がオレンジ色か金色か  茜色の太陽を見つけると、空を見つめる 太陽を見つめられるつかの間の美 幼い日に母の背中を見るような安心感  なんでもない路が、彩られていたなんて あ […]


梅雨には色彩が結晶化する。

梅雨それは雨の季節 けれど梅雨に大雨は似合わない。つゆには小雨、霧雨が似合う。 そして、水滴。 水滴はひんやりした空気から出来た、つゆの結晶決してしたたることなく成長してゆく。 そして水滴は景色を凝集する。それは小さな地 […]


梅雨前の彩り

夏の季節の前は梅雨けれど、その前に一時のつかのま彩りの季節がある。 春は過ぎた。けれど初夏では無い。まもなく梅雨に入る。空気はどこまでもさわやか。じめじめを覚悟する緊張の前夜のよう。 それは、予期しなかった余録の季節そん […]


蕾の彩り

桜の蕾は彩りを隠す まるで存在しないかのような見事な無彩色 光が伸びて、空気が緩みはじめたときに  あれ? 白い可憐な一輪を見せる。 よく見ると桜色。  そのときは蕾が隠れる。 蕾には誰も目をやらないけれど、 桜色を彩る […]


大晦日の新橋SLは、時の彩り

今年は青色LEDで日本人がノーベル賞を受賞しました。そのせいでしょうか、あちらこちらのイルミネーションが、いつになくきらびやかだったのではないでしょうか。それはクリスマスでは終わりません。 ここ新橋のSLは、大晦日に存在 […]


そらの彩りは宇宙色

空の色は何色?空の色は そらいろ 見上げると青一色そらいろ一色 何を見ているの?星を見ているはず でも見えるの色だけそれは宇宙の色でしょう?                            (株 […]


雲は白の彩り

秋の空てんたかく どこまでもそこに有るのは白い雲白の彩りが雲 雲はただ白いだけでは無い無色な水蒸気が重なりあってこそのもの空の青に良く映える  浅い白 深い白 厚い白 広い白 薄い白 やわらかい白 雲は  だから白の彩り […]


夏の色は陰色

夏の色は陰(かげ)そのもの。強力すぎる陽光(ようこう)は、色彩を無力化する。だから、陰は全ての色を暗示させる。 良い記憶の色かも、そうでない色かもしれない。ただ地面に、色の記憶を儚(はかな)く焼き付ける。   […]


繁華街の灯火

繁華街を彩るのは何色でしょう。やっぱりオレンジ色とかの暖色系。 繁華街は人が集まる所。出会いと温もり。 会話と笑顔。 夕陽を眺めていると、人恋しい気分になります。家に帰って食事をしたい。 ろうそくの灯火の下で、囲炉裏の炭 […]


初夏の透明な緑

初夏の彩りそれは透き通る緑 そこそこの道端何気ない街路樹 そういえば枯れ枝の時があった今は天にいっぱいに手をのばすような勢い 声が聞こえそうな小さな芽葉強い光を怖がらない無垢な色合い まさに初夏と透緑が調和するときこれか […]